矯正は大きくわけて、①(歯を動かす)動的治療期間と、②(きれいにならんだ歯をうごかないように保定観察する)保定期間(リテーナーの使用と定期的なメンテナンスのみ)に分かれます。両方合わせると3年半から5年といことになり、かなり長くなりそうですが、保定期間はあくまでメンテナンスですので患者様にとっての実質的な期間は動的期間のおよそ2年ということでいいと思います。
ジュニア矯正(中学生以下)動的治療期間 1年半~2年保定期間 およそ2年
成人矯正(高校生以上)動的治療期間 およそ2年保定期間 およそ3年
白い歯の部分は強化プラスチックや強化ガラスで作りますので材質的な限界はあります。何をしても割れないということではありません。固いものを噛んだ場合など使い方によっては5年以内でも割れる可能性はあります。しかし医院によるメンテナンスをしっかり行い、より適した条件下で使用されれば長期(10年)にわたりもつことも十分に期待されます。それを積み重ねれば、さらにもつことももちろんあります。
それよりもかぶせ物をするときは歯の神経を取っていることがおおいので、歯質が弱っていることが多く、もしかぶせ物の中の歯質が虫歯になったり歯が割れていても気づかないことが多くあります。かなり進行してしまっていると歯を失う原因になりかねませんので、必ず定期健診を受けて少しでもおかしなところがあればすぐに診てもらいましょう。
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